テイカカズラ

この時期、
アチコチのガードレール沿いや、ビルのフェンス沿いに見かけますね~~。遠くからでも、香りで判る。

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『定家葛(テイカカズラ)』
◇科名:夾竹桃科 ◇属名:テイカカズラ属(Trachelospermum=トラシェロスペルマム。ギリシャ語の「trachelos=首+sperma=種子」種子がくびれていることに由来
◇学名:Trachelospermum asiaticum(asiaticum=アジアの)
別名は『マサキノカズラ』

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茎の途中から気根を出して木や岩壁に這い登ります。
最初は純白ですが花期が終わりに近づくと黄色くなります。花びらがプロペラのようにねじれています。テイカカズラキョウチクトウ科なので、一重の白い花の咲く夾竹桃と似ていますが、花びらの旋回方向が逆ですね。

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『定家葛』の名前の語源ですが、後白河法皇の第三皇女であった「式子内親王」を歌人の「藤原定家」慕い続けていました。49歳で亡くなってしまった「式子内親王」を想う執心が、葛となってその後内親王の墓にからみついてしまったのです。マァ、今ならストーカーですな~!(◎_◎;)

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内親王の霊は葛が墓石にからんで 苦しがっていたところを、内親王の霊に導かれた僧侶が成仏させたと言われています。その絡みついていた葛に付けられた名前が「定家葛」