ツルマメ

前記事の『キイトトンボ』を見た場所に咲いて…イヤ繁殖してました。

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全国の日当たりの良い野原や道端などに自生するつる性の一年草。茎は細く他物に巻つき、長く伸びていきます。

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==【ツルマメ/蔓豆】==
まぁ探せば皆さんのお散歩コースでも…見つかるかもしれませんね。但し…コレを雑草扱いにしては可哀想です。

何故なら…

コレは…

ダイズ(大豆)の原種と言われてますからね。実(み)は当然…食べることが出来ます。
考古学的には近年栽培ダイズをはじめとする縄文時代前期から中期のダイズ属やササゲ属の植物圧痕の存在が確認され、注目されているようですが、2009年に山梨県北杜市長坂町の酒呑場遺跡(素敵な名前ですよね~☆~(ゝ。∂)♪)から、縄文前期のツルマメ圧跡が確認されたことで、縄文前期からの利用の可能性が考えられているそうです。→『酒呑場遺跡』http://www.pref.yamanashi.jp/maizou-bnk/topics/201-300/0237.html

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==別名『ノマメ』花期は8~9月です。==
《◇科名:マメ科 ◇属名:ダイズ属  ◇学名:Glycine(max subsp.)soja》
茎には下向きの粗い毛があります。葉は3出複葉で、葉にも両面とも毛があります。小葉は2.5-8cmで、幅は1~3cmの狭卵形~披針形。

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葉のわきから総状花序を出し、長さ5~8mmの淡紅紫色の蝶形花を3~4個つけます。

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紫色の2枚の花弁と、それより小さい2枚の淡紫色の花弁。

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萼には毛があります。

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花後に出来る果実は豆果で、淡褐色の毛が密生し2~3個の種子が入ります。見た目はまさにダイズそっくりです。莢の成熟が不揃いであるなど農業的な特性はダイズに大きく劣るのですが、ツルマメはダイズとの交雑が可能であることが知られており、さまざまな特徴を持ったツルマメの系統がダイズの品種改良に利用されています。