ヤロウ、、、、、

野郎…ではありません(笑)。英名が『ヤロウ』と言います。
いったい何を言ってるンだ⁉と、言うと、、、、、コチラでございます。

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セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)】
ヨーロッパからイラン、シベリア、ヒマラヤに原産する多年草です。全国の路傍や法面、草地などに生育しているのが見られますが、ガーデニング向いている花ですね。ワイルドフラワーによる緑化に使用された結果、路傍などによく見られるようになってきた帰化植物です。

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6月から9月にかけて、高さ50~100cmの茎の先端に多数の花を付けます。

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葉が櫛の歯状にまるで鋸のようにギザギザに切れ込んでいるところからノコギリソウの名がありますが、深く羽状に分裂するのでノコギリと言われるようなイメージはないですね。

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頭花の直径は3~5mmくらいで、白色のものがよく見かけられますが、時に赤味(ピンク)を帯びるものもよく見かけます。
《◇科名:菊科 ◇俗名:ノコギリソウ属(Achillea=アキレア。古代ギリシャの医師『アキレス=Achilles』によりその有効成分(健胃、強壮剤のachillein)を発見されたことによる。 ◇学名:Achillea millefolium(millefolius=多数の葉の・切れ込みがある)》
根生葉は3回羽状で、茎葉は2回羽状に分裂します。

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地下茎によって個体を増やすので、群生する傾向があります。園芸用として渡来したこの『セイヨウノコギリソウ』が野生化したものが多いので、富士山の裾野に自生している多くのノコギリソウとの見分けが必要です。ノコギリソウの花びらは4~7枚とまちまち。

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ヨーロッパでの民間療法では外傷の止血薬、苦味強壮薬として、ほとんどの苦味のある飲料には『Yarrow(ヤロウ)』(笑)が配合されてきました。また、風邪や流感の治療薬、花粉症の治療、月経に関連した諸症状や血行障害にも効果があるようです。スコットランドでは、伝統的な傷薬の軟膏がYarrow(ヤロウ)から作られていると言うことです。