トロロアオイ

開花時期を過ぎてるということもありますが、久しぶりに見ました。以前はオイラの仕事場にも植えてあったンだけどね。いつの間にか…顔出さなくなってしまったです(-_-;)

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==【トロロアオイ 黄蜀葵】==
「おうしょっき」とも読みます。
別名:『通和散(つうわさん)』

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花の命はたった一日。淡い黄色の大型の花です。
♤「市原野 とろろあふひの 花咲かす(加藤三七子)」
名前の謂れは、製紙原料となる根を潰すと、とろりとした粘り状の成分を含むところからつけられました。

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アジア東部から南東部、それにオーストラリア北部に分布しています。
《◇科名:葵科 ◇属名:トロロアオイ属(Abelmoschus=アベルモスカス。アラビア語の「abul-mosk=じゃこう(香り)の父」が語源 ◇学名:Abelmoschus manihot(Manihot=ブラジル名)》
結構草丈は伸びて高さは1~1.5メートルになります。
葉は掌状に5~9深裂します。

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不規則な鋸状になっていて、長柄がつき互生します。
8月の終わり頃から9月頃に、暗紅色の目のある大きな淡黄色の5弁花をやや下向きつけます。
ですが、一日花で、夕方早い時間には花は閉じてしまいます。
一日花のために市場には出回ることが無く、実際オイラも以前は毎年咲かせていたのですが、今は顔出さなくなったので、種を手に入れてこなきゃ~(; ̄ェ ̄)

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トロロアオイの名前の由来は『アオイ』の仲間で根茎や、若い果実が粘液質でトロロイモのようになることから。
花後にできる蒴実は、5稜の尖った毛のある楕円形。
根茎は、ごぼう根で太く粘っこく、和紙を漉くときに、アジサイ科のノリウツギの樹皮とともに植物性の粘着剤となるので広く製紙に用いられています。
*紙幣用の紙としては、ミツマタの実生から3~4年目に伸びる長い枝を採取し、皮をはいで釜で蒸し水でよくさらしたものを繊維をほぐして泥状にして、これにトロロアオイの根から取った汁液を混ぜて紙を漉板物が、紙幣用の原料で上質で丈夫な紙になります。
根は、胃腸・鎮咳薬にも用いられます
花言葉「知られぬ恋、あなたを信じる」