ヒレンジャク

今月初めまでマッタクと言っていいほど見かけなかった冬の小鳥。先週辺りからやっと、オイラの廻るフィールドでも見かけるようになりました。
観察出来る期間が限られているので、昨日も勤務あけに荷物を部屋へ置いて早速お出かけです。
今までは勤務先から直接…だったけどヤッパリ荷物があったら動きづらい。
野鳥が現れなかったら、野草を探すつもりで向かったフィールド。
しかし野草がイマイチ…と思ってたら、なんと思いがけず…。
あ…アレはもしかして… レンジャク?
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コンデジのズームでアップにして確認~~。『ヒレンジャク』です。
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ほぉ~~ら、尾の先端が赤い色。
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お願いした訳でもなかったのに(笑)、向きを変えてくれました。クルッと180度。
ポーズを取ってくれております。
背中側に振り向いた顔が凛々しいですな(笑)
イメージ 2「とめてくれるな、おっかさん。背中の公孫樹が鳴いている」イヤ…入れ墨ありませんから.....
※因みにこの言葉はは数十年前の東大祭のコピー(笑)。
ポスター←コレ。1968年だってサ。
鳥なので泣くは鳴くに変えてあります(笑)。
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冠と長い眉毛(笑)が魅力的でございますね。
歌舞伎役者みたいです(笑)。
冠羽の縁まで至る黒い『過眼線』に『黒い喉』(メスは黒斑の下端の境界が曖昧)
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スズメ目レンジャク科 学名 Bombycilla japonica 英名 Japanese Waxwing

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体は丸みがあり、尾は短いですが、よく似ていますが、尾の先端が黄色をしているのが『キレンジャク』です。
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全長17.5cmで尾の先端が赤いのがヒレンジャク
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日本では、中世から近世にかけ、荷を負って歩く行商人のことを『連雀商人』と呼んでいた事がありました。これはレンジャクの左右のたれ下がった長羽が、荷物の枠形に似ていることにちなんだらしいです。
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初列風切は黒褐色で、外弁は灰色です。白斑があるのが♂、外弁にのみ白斑があるのは♀。
次列風切は、灰色で先の方は黒色、先端部が赤い色をしています。レンジャク族の英名は『ワックスウィング(Waxwing)』ですが、これが由来です。(※翼の羽の先に、涙の形をした赤い部分があり、それが、さながらツバサの先に血がにじみ出た様に見え、これを赤い蝋にみたてたことから)
キレンジャク』や『ヒメレンジャク』に見られる次列風切の先端にある赤い蝋状の突起物は『ヒレンジャク』にはありません。大雨覆の先端は暗赤色。
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腹は黄色みを帯びて腰から上尾筒は灰色で下尾筒は赤です(キレンジャクは橙褐色)。
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尾は灰黒色で先端が赤色で、尾羽の枚数は12枚です。これが漢名『十二紅』の由来となっています。
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飛来する冬の非繁殖期には主に果実類で、主に『ヤドリギ』に飛んできます。他には『ネズミモチ』『イボタノキ』『ニシキギ』など。
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繁殖期である夏の間は昆虫食になります。