ジョウビタキ

雌(♀)の方はよく見かけますが、雄(♂)の方はなかなか…見かける機会が少ない野鳥です。
実は、月曜日に鶴見の漕洞宗大本山 總持寺に行った時に見かけたのですよ。すぐ近くだったのですが、コンデジを出すのに手間取ってたらいなくなっちゃいました。もうガッカリです。その後三ツ池公園へ廻ったのに何の成果もなかったのは記事で書いたとおり。
なので…雄の方の画像は先日の記事のヤツです。17日に見かけた個体。
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何で雄の写真が重要かというと、この彩りがまさにこの小鳥の名前の由来だからです。
画像で判るように,♂は顔が黒く、頭は白く、お腹が橙色ですよね。
上面も黒く、次列風切の基部に白斑があります。尾羽は黒く、外側尾羽が橙色。嘴と足も黒。
そうなんです。このルバーブラックの頭を白髪に見立て、翁(おきな)を意味する尉(じょう)という文字を充てたのですね。そして,ヒタキは秋の渡来期には「ヒッ,ヒッ」とか「カ,カッ」と聴こえる声をよく出すのですが、この「ヒッヒッ」から「火焼鳥」,「カ,カッ」を火打ち石を打ち合わせる音にたとえて,「火焚(ひた)き鳥」。火打ち石をたたくような声から火焚き(ヒタキ)となったというのが名前の由来なのですね。
雌の方は雄とは、かなり違いますよね。よく見かけるのはこの雌の方です。
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♀は全体が茶褐色ですが、下腹と尾が橙色をしています。この尾の色が綺麗なんですけどね。
低い枝や杭の上に止まり、地上の昆虫などを見つけると降下して捕まえ捕食します。今の時期は枯葉をかき分けて捜してますね。マサキや、ムラサキシキブや、ツルウメモドキの果実も食べます。
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◇スズメ目 ◇ツグミ科(ヒタキ科) ◇属名:Phoenicurus ◇種小名:auroreus◇亜種名:auroreus ◇学名:Phoenicurus auroreus Pallas
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全長(翼開長) 14cm 英語名:Daurian Redstart
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♂も♀も尾羽をぴょこぴょこ動かすのが特徴です。
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結構人の近くでも平気で降りてきます。
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尾羽の橙色が綺麗ですよね、飛ぶとハッキリと色が見えます。
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