クロテンフユシャク

川崎の宮前区にある『東高根森林公園』へ久しぶりにいってきました。モチロン目的は野鳥と、越冬およびこの時期に活動する『フユシャク』などの昆虫と、早春の野草です。
先月末の二日間の泊まり込み勤務あけに直行です(笑)。前日の勤務中は朝は霙交じりで昼からはズッと冷たい雨でしが、一転して快晴のお天気。
コレなら期待出来そうだ~ヽ(^ん^)ノしかし…目的地の駅を降りたときに道路脇には白い雪が…。ありゃ…コッチは雪だったンだ~~!
所々凍ったりしておりますが、道は普通に歩けるので気にせず公園へ。ところが…

ナント公園内は遊歩道以外真っ白のところが見えます。更に…湿地部分は木道の掛け替え工事中。
え~~!通れないじゃん!楽しみな箇所なのに....
遊歩道から離れたところは雪があって入れません。更に…通る事が出来る一部工事中の木道は、ベニヤが真ん中に貼ってあるのですが、これが雪の影響で滑るのなんの...危ないじゃないか~~ヽ( ̄血 ̄〆)ノ
特に腰を痛めてるオイラには歩きづらい。ここで転けて腰を打ったらエライ事になります。恐る恐る歩いてるので、周りを観察するどころじゃない。もっとも…木道の下は雪だけでなんにも見るところは無いけどね。木道の縁とかを覗き込みたかったンだけどな~。
とにかく観察どころじゃ無い、と言うのはあったンだけど、野鳥も全然現れず。地元のバーダーさん達が、何かを待ち構えてる場所に三回くらい通ったけど、この日はマッタク姿を見せなかったようです。
今のオイラの身体ではそんなに待機してる根性は無い(笑)しかもそれまではマッタク成果無しでした。
ガッカリして、それでも…公園の外回りの擬木を眺めながら歩いてると…
フユシャク発見~~~!ヽ(^▽^ )ノ
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||<#FFFFFF' style=' padding:0pt;filter:Blur(strength=8,direction=135);font-size:26pt;color:red' クロテンフユシャク||
初冬から早春にかけて出現するシャクガの一種です。雄の翅は淡褐色で、小さな褐色紋がありますが、メスは無翅です。
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平地~山地まで広く分布していて、幼虫は、クヌギ、コナラなど、広葉樹各種の葉を食べます。

チョウ目 シャクガ科 フユシャク亜科 ◇Inurois membranaria

♂は開張が25-31mmで、♀の体長は9-11mmくらいです。
12~3月が活動時期です。
さて、こで取り敢えず…よく似ている『ウスバフユシャク』では無いと確認せねば…
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前翅の褐色条は前縁付近でやや曲がっているので『クロテンフユシャク』に間違いないようです。
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この矢印の部分、外横線が前縁付近で『ウスバフユシャク』の場合は、ほぼ曲がらず一直線に対して、『クロテンフユシャク』だと「く」の字のようにに曲がります。
コチラが先日記事アップした『ウスバフユシャク』
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また、外横線の外側が『ウスバフユシャク』では白っぽい鱗粉に縁取られる様に見えることが多いですが、この『クロテンフユシャク』はほとんどそれはありません。黒点も名前通り『クロテンフユシャク』の方が強く出るようですね。

両種とも開張25mm~31mmくらいでほぼ同じで、全体的な体色は、両種とも変異が多いのですが、『クロテンフユシャク』の方が『ウスバフユシャク』よりも、全体的に薄黄色な印象です。『ウスバフユシャク』だと、褐色の鱗粉。