Lタテハ?

先日の勤務あけに公園へ昆虫探しに出掛けた日はうれしい秋晴れのお天気。
久しぶりに擬木のある処だったので、期待をして擬木を覗き込んで廻りますが…キイロテントウを見つけた後は成果無し...。うぅ~~~ん、フユシャクでも出てきていないかと期待してたのですが…空振りです。
トンボは全く、、、、、飛んでいないし、水辺もダメ。アチコチ葉っぱの裏側も覗き込んでも全く虫がいません。
なんだかなぁ…ここンとこ、都心近くはダメですね~。オイラが擬木や葉っぱの裏側・雑草を覗き込んでいるのを横目に、他の来園者は黄葉(紅葉)の写真を撮って喜んでおります。
まぁ…ね、皆さんから見るとオイラみたいのは変人に見えるかも…ヽ( ̄Д ̄;)ですが...
ん~~~そんなハズは....と思い始めていた矢先、目線の先にチラッと何かが下りた気がしました。
キョロキョロと探して…やっと見つけた~~!しかもキタテハ?
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開張は50~62,前翅長が25~31mmのタテハチョウです。
蝶としては、活動時期が5~11月と比較的長いです。夏型と秋型がいて色も形も少し違うようですよね。
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翅の裏は枯葉模様で、秋に枯木や枯葉に止まると、保護色になります。残念ながら?(笑)翅を立てて止まっていないので確認できませんが…翅の裏側を枯葉に似せて止まることからこの名が付いています。後翅の白い”く”の紋が特徴です。
翅を立ててくれないかなぁ…?と思ってたのですが、ズームしてみたら…
ん??じっくり見るとキタテハとは微妙に模様が違うかな?
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キタテハの秋型の場合は、橙色の部分が濃く、黒い部分が少ないです。そして翅の縁の切れ込みも深くなり、翅表の色は橙地に黒い紋があります。それに後翅表の黒い紋には蛇の目模様の様な青白い点があります。
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似た仲間にシータテハと、エルタテハがいるのですが…これは縁の切れ込みが、キタテハより深くないか?
それに小さめの尾状突起が見られますね。もしかして…「Cタテハ」か「Lタテハ」か??
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確認したいけど、とまったまま、全く動かない。まさかわざと何か投げて飛び立たせる訳にも…イカン....。何処かに行っちゃったら元も子もありませんからね。オイラがこのまま遊歩道に立って、道を狭くしたままでは迷惑だし。
仕方ない、暫く離れておくか~?ということで、一旦場所を離れます。その間にいなくなっちゃったら仕方がない。
6~7分くらい近くの他の場所をまた虫を探して歩いたのですが、翅の傷んだヤマトシジミが一頭見つかっただけ。さっきの場所に戻ると…まだいます。
と…いきなり飛び立ち、すぐ近くに下りました。しかし覗き込める場所ではなく、デジカメも突っ込める場所でもない...仕方がない、iPhoneを静かにソッと草むらに突っ込んで運に任せて撮す!
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コレじゃあわかんない~(笑)。しかし、この後すぐに飛び立った時に、一瞬ですがハッキリとL型の模様が見えた気がしました。と言う事はLタテハか~?で…すぐに今度は近くに下りたけど翅は開いたまま。
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この後、無理をして腰を落とした直後に飛び立ってしまいました~。残念。


幼虫はカナムグラ,カラハナソウの葉を食べます。成虫は花や樹液に集まります。