ハンショウヅル

つる性で、鐘のような茶色い花を下向きに咲かせます。
イメージ 1
ハンショウヅル 半鐘蔓
火事を知らせる時に叩く鐘のことを半鐘と呼びますが、この鐘に形が似ているので名前が付きました。
花の姿を見ると意外ですが、『センニンソウ』や『ボタンヅル』と同じ仲間です。つまりクレマチスの仲間。
イメージ 3
◇科名:金鳳花科 ◇属名:センニンソウ属 (Clematis=Dioscorides が付けた、長い柔らかい枝を持った攀ヨじ登り植物の名で、「clema=若枝」の縮小形 ◇学名:Clematis japonica(japonica=日本の)
イメージ 2
比較的平地に近い場所に生育します。葉が3枚対生して付くのが特徴。
クレマチスの名前でおなじみの『テッセン』や、その原種である『カザグルマ』に、つぼみは似ていますが…花の開いた姿は大違いですね。
イメージ 4
花のあとはこの形からは考えられませんが、テッセンと同じような状態になります。
この花よりも大きく花が開く園芸種の『紅花半鐘蔓(クレマチス・テクセンシス)』別名『エトワール・ローズ(Etoile Rose)』を以前記事にしています。花の色は名前の通り、この花のように茶じゃなくて赤色です。
イメージ 5
同じ仲間の『ミヤマハンショウヅル』は比較的山地に咲きます。*深山半鐘蔓(Clematis ochotensis=オホーツク海の) 希少種では『シロバナノハンショウヅル』と言うのもあります。
半鐘状の形になる前の状態。
イメージ 6
口のように開きます。
イメージ 7