キアシドクガ

昨日、三鷹野川公園の自然観察園に行ったら、樹林地の高い木のまわりを、パタパタと凄い数の真っ白な蛾が飛び回っています。
まるで《モンシロチョウ》や《スジグロシロチョウ》のようにも見えるのですが、当たり前だけど、これらのチョウは木のまわりなんて飛ばないし、よぉ~~く見ても、黒い筋や紋は見えません。ア、蛾だなってすぐ分かる。ン~~この大きさの白い蛾っていえば……
あ、止まりました。
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キアシドクガ 黄脚毒蛾
日の高い内に成虫の飛ぶ姿を見たら、知らない人は「白い蝶」と誤認するでしょうね。
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チョウ目ドクガ科の昆虫で年1回発生します。
卵越冬。
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名称はまさに見た目どおり、成虫の脚が黄色いことに由来してます。
ちなみにドクガとついていますが【チャドクガ】のような毒針毛は持っていないです。
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幼虫には毒のあるドクガ特有の毒針毛は無く、一生を通じて毒は無いとされています。
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幼虫の食樹が《ミズキ》や《クマノミズキ》で、時々大発生して木を枯らしてしまうこともあるとか。
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現在、三鷹、小金井に渡る野川公園、武蔵野公園にかけて大発生中。
キアシドクガ I. auripes
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◇鱗翅目:Lepidoptera ドクガ科:Lymantriinae Ivela属 ☆学名:Ivela auripes

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近くの武蔵野公園にも沢山発生してました。
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大量発生するので、問題になる事が多いですね。
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