ヤグルマソウ

花壇と言うよりは、藪などに植えられている方が似合うよね。
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ヤグルマソウ 矢車草
この葉っぱの形を見ればネーミングにも納得ですよね。
その名の通り、端午の節句の鯉のぼりの一番上にあるくるくる回っている矢車に似た葉っぱの並び。
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5つに裂けた形の大きい葉っぱが目立ちます。葉柄は大きく伸びると50cmに達します。小葉は倒卵形で先端が浅裂します。
因みにこの名前は『矢車菊』の別名と同じですが、当然全く別ですよン。アチラは[ヤグルマギク(矢車菊)]と呼ぶのが正しい呼び方。
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◇科名:雪の下科 ◇属名:ヤグルマソウ属(Rodgersia=ロジャージア。アメリカの海軍士官John Rodgers が函館で採集したのを記念する名。 ◇学名:Rodgersia podophylla(podophylla=柄のある葉をもつ)
深山などの湿り気のあるところに生えます。6月の中旬頃から、小さい白い花が密生して咲きはじめます。
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以前紹介した同じ科の『イワヤツデ(丹頂草)』(←記事)に少し似ています。
花茎の高さは1mほどにもなって、先端に円錐状の花序をつけます。
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花の色は、はじめは緑白色ですが、のちに白色に変わってきます。