桐の花

桐の木に花が咲いいるのが見えました。
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きり
※この記事の画像は全てiPhoneの画像です。
紫色の筒状の花を木の上の方につけるのですが、かなり高い場所にあるので、桐の木を知らない人は気づかないでしょうね。
桐の花には強い芳香があります。しかし、香りを直接かぐのは木にでも登らなきゃムリですが(笑)
イヤ…この木じゃあ絶対に登れませんが…(爆)
花が落ちてきた時じゃないと匂いは嗅ぐことが出来ませんけどね。
◇科名:凌霄花(のうぜんかずら)科、または胡麻葉草(ごまのはぐさ)科 ◇属名:キリ属(Paulownia=ポウロウニア。あのSiebold(シーボルト)が後援を受けたオランダの女王『Anna Paulowna(1795~1865)の名を記念したもの ◇学名:Paulownia tomentosa(tomentosa=密に細綿毛のある)
桐は朝鮮、中国から渡来してきました。
切ればすぐに芽を出して生長すると言う意で、動詞の「きる」がそのままきりと言う名になったものです。
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若い木の木膚は滑らかですが老木になると縦にひび割れ灰褐色になります。
ご存じの通り桐の木は非常に軽くて湿気を吸わない材質なので桐箪笥や下駄、琴の胴の部分、桐箱や人形の型、更に金庫の内張りなどにも幅広く利用されたりします。
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葉には長い柄があり、葉の長さは30センチにもなる大形で、幅の広い卵形をしていて、対生につきます。
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時に3つから5つに裂け、先は尖っています。表面には軟毛が密生し、触るとざらざらしますが…まぁ普通は触れないかな(笑)。
中国では聖王を表す『鳳凰』は桐の木にだけ棲み竹の実だけを食べるという伝説があります。
その為桐は『典雅瑞祥(てんがずいしょう)』の霊鳥の宿り木とされました。もっとも鳳凰が棲む木は本当は桐ではなく『青桐』らしいのですが…。
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実は卵形の、熟すると下部が裂け、種子が散布されるさく果で、10月ころに熟し、2つに裂けて翼のある種子をたくさん飛び散らせます。
日本では平安時代の頃から大いにその品位を高め、天皇をはじめ上流社会の人々の間で紋章や装飾として用いられていました。1974年まではパスポートには桐紋が入っていました。知ってた?(笑)
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桐の実