百合の木

樹上に寄り添ってるようなカップが見えます。

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コレが花。
==《ユリノキ》==
イチョウなどと並び、ユリノキは生きている化石といわれています。新第三期(2600~200万年前)の地層から葉の化石がよく見つかるそうです。

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ユリノキは大きなものでは60メートル近くにもなるそうですが、さすがにコレはそこまでは大きくない。

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大きなカップの中はこうなっていますよ。

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【◇科名:木蓮科 ◇属名:ユリノキ属(Liriodendron=リリオデンドロンは、ギリシャ語の「leirion(ユリ)+dendron(樹木)」。ユリに似た花の樹木の意味 ◇学名:Liriodendron tulipifera(=チューリップ形の花)】
花の形は、ユリと言うよりはチューリップ。日本に渡来した当時は、英名の元のチューリップも、日本では珍しかったため『ユリ』になったのです。

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別名は『ハンテンボク/グンバイノキ/ヤッコダコノキ』葉っぱの形を見れば判りますね。
樹皮は、若木では平滑ですが、のちに不規則な裂け目ができて灰黒褐色になります。
♥5月18日 の誕生花です。花言葉は 『幸福』
現在、東京で大きな木で知られている新宿御苑や、神代植物園などで見られるユリノキは、樹形が美しいため、街路樹、公園樹および庭木として日本に導入された北米原産の外来種の方です。
さてコチラは、新宿御苑にあるのですが、ある事があまり知られていないかもしれませんね。少し大きさも色も違うカップです。

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葉の形も少し違うでしょ。
==《シナユリノキ/支那百合の木》==
中国中・南部原産です。明治初期に発見されました。
【◇科名:木蓮科 ◇属名:ユリノキ属(Liriodendron=リリオデンドロンは、ギリシャ語の「leirion(ユリ)+dendron(樹木)」。ユリに似た花の樹木の意味 ◇学名:Liriodendron chinense】
北米東部の原産の上の『ユリノキ』よりも、最終樹高は低くて15(~40)m迄です。花弁には、オレンジ斑が入りませんね。花自体も『ユリノキ』よりも小さめ。