栴檀

なんじゃもんじゃの花が散った後に、遠目にはよく似た花を咲かせます。
色はなんじゃもんじゃとは違い、白ではなく紫色ですが…。

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イイ香りがあるので、離れたところからもわかります。
==『栴檀』 (せんだん)==

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名前の由来は、秋に楕円形の実が枝一面について、落葉後も木に残るさまが数珠のようであることから「センダマ(千珠)」にたとえて。

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別名:アミノキ、オウチ
材は建築用装飾、家具、木魚、下駄などに用いられます。

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【◇科名:栴檀科>Meliaceae ◇属名:センダン属>Melia(=トネリコ(Fraxinus)のギリシャ名) 葉の形が似ているためこの属名になった。 ◇学名:Melia azedarach var. subtripinnata(=やや三回羽状の)】

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学名につく「ver.」は以前も説明しましたが変種というような意味です。

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南方熊楠』(*(=みなかたくまぐす)博物学者で生物学者あり、民俗学者で「歩くエンサイクロペディア=百科事典」と呼ばれた)が、死の直前に「紫の花が見える」と言ったのはセンダンのことと言われています。
☆☆『栴檀は双葉より香し』のセンダンはビャクダン(白檀)を指します。このセンダンとは違います。ややこしいのですが、白檀の別名(中国名)が「センダン」
*栴檀(白檀)は発芽したころから芳香を放つことから、優れた人物は、幼いときから他と違って優れていることを示すことわざ。