ツルオドリコソウ(*黄花です)

アチコチの林の下や、野原に咲いている《踊り子草》の黄色い花バージョンです。

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==《ツルオドリコソウ/蔓踊子草》==
日本原産のものは、白の オドリコソウ やピンク色の オドリコソウですが、これは黄色の花です。

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ヨーロッパ~西アジア原産です。最近では日本に野生化したものも見られるようになったようです。
★別名は学名の『ガレオブドロン』
普通に見かける『オドリコソウ』はこちらね。

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【◇科名:シソ科 ◇属名:オドリコソウ属(Lamium=古いラテン語イラクサのような植物を呼んだ名)
◇学名:Lamium album var. barbatum(=album→白色の barbatum→髭のような毛のある)Sieb. et Zucc.】
若葉は食用になります。根は薬用になります。
◇別名が「踊花(おどりばな)」「虚無僧花(こむそうばな)」

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コレはピンク色ですが、白い花も普通に見かけます。
この黄花の品種は、現地ではミツバチが蜜を集める大切な蜜源になるそうです。

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【ラミウム・ガレオブドロン】で販売されているようです。
かなり薬用としても利用されるようで、昔は花を煎じた液は血を浄化するといわれていたようです。
つぶした葉は止血に利用されていたらしいです。乾燥した葉はお茶になり発汗作用があった。フランスやスウェーデンではスープに入れたり野菜として食していたらしい。

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地面に蔓を伸ばして広がっていき、葉には銀色の(白い)斑が入ります。
斑が入った葉が綺麗ですよね。

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【◇科名:紫蘇科 ◇属名:ラミアストルム属(Lamiastrum*オドリコソウ属(Lamium=古いラテン語イラクサのような植物を呼んだ名) ◇学名:Lamiastrum galeobdolon(galeobdolon=粗野な)】
因みに…
単に『ラミウム』という品種の場合は『Lamium maculatum』別名『デッド・ネットル』を指すようです。原産地のヨーロッパ、アジアに自生し北アメリカに野生化しています。
やはり葉に銀色の模様が出ていてまたその模様も品種によって様々。また縁に黄色の斑がはいる”ゴールデンアニバーサリー”と言う品種もあります。花色もピンク、白、紫、黄色とあります。同じように地面を這いグランドカバーや小道の縁取りなどに使うととても綺麗。
大天使ミカエルをまつる5月8日ごろから咲きはじめるのでアーチエンジェルとも呼ばれます。