黄色い彼岸花

タイトルは『黄色い彼岸花』ですが、正確には彼岸花じゃないです。
ヒガンバナよりも開花時期が少し遅れて咲き出し、丁度今の時期から見ることが出来ます。

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彼岸花によく似ているため、黄色の彼岸花?と思われそうですが、花びらの縁をよく見てください。
少し皺があるように見えますよね。

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花びらも彼岸花に比べると少しぶ厚く幅が広いです。
花から伸びる雄蕊(おしべ)の向きは、花の中央から一方向にまとまって伸びます。
==【鍾馗水仙(ショウキズイセン)】==
海岸沿いの林内や草地に生え、高さは30~60センチになります。10月から11月ごろ、花茎を伸ばして散形花序をだし、黄色い花を咲かせます。

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花後、広線形の葉がでてきて束生します。
中国、台湾、沖縄、九州、四国などに分布している花です。
《◇科名:彼岸花科 ◇属名:ヒガンバナ属(Lycoris==リコリスギリシャ神話の海の女神「Lycoris」から。花がとても美しいことから ◇学名:Lycoris traubii(リコリストラウビー)》
☆英名は【Golden spider lily, Yellow spider lily】。
☆漢名は【忽地笑コッチショウ】
ショウキズイセンの花の波打つ様子を、その鐘馗の髭(ヒゲ)に例えた名前と言われています。
*『鐘旭』は判りますよね。守護神・鐘旭様のことで、5月人形などにもある。
唐の時代に、恐ろしい容姿がもとで仕官を断られた(笑)鐘旭が、悪夢に囚われた皇帝『玄宗』の夢の中に出てきて魔を祓って病を癒したという伝説から守護神として崇められています。
♪因みに『シロバナヒガンバナ』は赤い普通の彼岸花と、この黄色のショウキズイセンノの自然交雑種と言われています。