電車の洗車機

東京の品川区八潮にあるJREの貨物ターミナル駅に、こんなのが見えます。

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分かりますね~~(⌒▽⌒)そう、電車の洗車機ですよ。
電車の洗車機は、自動車用のトンネル型洗車機とは異なり、鉄道の洗車装置なので、当然なンだけど……架線との接触を避けるよう左右独立の定置式が大半なワケですね。鉄道の車両基地には欠かせない存在。
たまに、トンネル型の機材は気動車専用として少数が存在するらしいですが…。

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新型の車両の場合、アルミまたはステンレス製のものが多く、水洗いだけでは落ちない汚れも多いため、洗剤メーカーの開発で新しい洗剤を使ってます。
また、環境問題から洗剤の使用を減らす傾向にあって、アルミナ砥粒入りのブラシで汚れを研磨する洗浄を導入する鉄道事業者が増えてきて、中にはイオン水で洗浄する事業者もあるようです。

ところで、、、、、そのお隣にある、コチラの線路の先には…

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何だか分かりますか?
【検査】【転削】と書かれてありますね。

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【転削】というのは、車輪を削ると言う事です。
あ~(b ̄▽ ̄)と、思ったアナタ、車輪を削るのは、錆びをおとすためだと単純に思ってませんか?
答えは×でございますね。よ~く考えてみて下さいね~、そもそもレールと常に触れているので錆びはつかないッス。
ンじゃあ、何故(? ̄O ̄;)
コレはですね…長い間走っているうちに、ブレーキ時のレールとの摩耗などで、車輪形状がだんだんと変化していきます。そうなると、乗り心地が悪くなったり、音が出たりするようになっちゃうのです。
そこで…転削によってまた元の形状、つまり、きれいな円に修復するンですね。
エ~~と、当然ですが…車輪を一つずつ外して…じゃないですよね。電車一両は数十トンあるので、外して削ったら大変です。
床下式の転削機があり、車輪を外したりせずに転削が出来ます。
ココ、お隣の公園から金網越しに、工場の窓が開いてれば、作業場内の一部を見られます。
っても、その作業を見られると言うワケじゃないンだけどね。