ニシキギとマユミ
散策コースの公園で目立たない花を咲かせています。
ニシキギ(錦木)
マユミ(檀/真弓)
日本に生育するニシキギ属は、約15種とかなり多く、変種も多いですね。
若い枝は緑色で、枝の縦方向にそって板状に対生するコルク質の翼がみられるのですが、枝が太くなると消失します。
で…枝に板状の翼をもたないものを『コマユミ』として区別しています。
大型の樹木の幹が何故、円柱なのかですが、これは風に対する抵抗性や、四方に広げる枝に対する均衡性とか、最小の表面積などに対して有利なためと考えられます。しかし、研究によれば、断面積が同じであれば、円形よりも正方形の方が剛性(曲げやねじれなどの破壊に耐える能力)は大きいのです。もっとも、草本では他の記事でも書いていますが、シソ科の茎はほとんどが四角の断面をしていますね。また、カヤツリグサなどは三角の断面になっています。
茎の細いシソなどが折れず生育しているのはこのためと思われます。
*ニシキギとマユミの実の画像は上記の『ツリバナ』のリンク先記事内にあります。