ヤブザクラ

多摩丘陵付近にしか分布していないという桜だそうです。
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ソメイヨシノよりも一足早く花が咲きます。ソメイヨシノなどの園芸種と比べると花の大きさが小さく、一か所から1輪か2輪くらいしか花がつかないので控えめに見えます。
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藪桜 ヤブザクラ
見た目には、『マメザクラ』と『エドヒガン』あるいは、『マメザクラ』とその他の桜の自然交配種と考えられています。実がならないので種による分布拡大ができないために多摩丘陵付近にしか自生しない全国的には非常に珍しい種類だということです。
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Cerasus × hisauchiana (Koidz. & Hisauti) H.Ohba

花色は白色で、花弁枚数は一重で5枚。萼筒はややくびれ毛が多く、花にやや遅れて展葉を始めます。
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藪桜 マメザクラ の花は非常によく似ていますが、萼片の形で区別できます。
もう少し萼片部分をアップで撮しておけばよかったのですが…
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子房の部分は、マメザクラと比較して、ヤブザクラではより膨らんでいて、大きめでガッシリしてるように見えます。
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花の大きさもヤブザクラのほうが、わずかに大きめです。
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また『ヤブザクラ』では萼片に明瞭な鋸歯があるのですが、マメザクラの萼片には鋸歯がないか、あっても非常に不明瞭です。

因みに…コチラが.....
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1602838/25/51587725/img_5?1301338172.jpg
マメザクラの品種の一つ『ミドリキンキマメザクラ』です。記事はコチラ→ミドリキンキマメザクラ