アーモンドの花

アーモンド
今が見頃です。桃に似たピンクの花が咲きます。かなりきれいです♪  

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◇科名:薔薇科 ◇属名:サクラ属(Prunus:プラナス)はラテン古名の「plum(すもも)」が語源。
◇学名:Prunus dulcis:ヘントウ(=甘い、甘味のある) ◇和名:扁桃

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アーモンドの実は小さい桃やスモモのような形をしていますね~。
食用のアーモンドはその実の中の大きなタネの部分の中の方にあります。 この部分を「仁」と言います。実の果肉は桃の匂いがします。

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別名で「ハタンキョウ巴旦杏」とも言います。または「アメンドウ=ポルトガル語
因みに「アーモンド」は英語。「アマンド」はフランス語です。  

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アーモンドにも種類は幾つかあります。  
1)【スィートアーモンド(sweetalmond、甘扁桃仁)】食用として農業的に栽培されているもののほとんどはこの種類。カリフォルニア産は、100%これ
2)【ビターアーモンド(bitter almond、苦扁桃仁)】野生種、或いはそれに近いアーモンドの木から穫れるもの。それに含まれるアミグダリンという青酸化合物によって苦い味がして一定量以上摂取すると有毒です。ヨーロッパ、中近東で生産され又、スィートアーモンド中に夾雑している場合もまれにあります。
着香料として、或いはビターアーモンドエッセンス、オイルの原料として用いられてます。この種は、含有している青酸の為、日本へは輸入することはできません。香りの成分は、アミグダリンから分解されるベンズアルデヒドで市販香料の主成分がこれ。
3【)アプリコットカーネル(apricot kernel、杏仁) 】中国ではアーモンドと混同されています。杏(あんず)の仁の部分。アーモンドより通常小型で、ビターアーモンドと同様の香りを持ちつことから代用としても使用出来ます。古くから咳止等の漢方薬として、杏仁豆腐の材料としても用いられます。。 
7-8月に実が熟します。実は木を「ツリーシェイカー」と呼ばれる機械で揺さぶって収穫します。 

多くの古代壁画にアーモンド粉とハチミツや砂糖を混ぜる様子が描かれているといいます。
壁画に描かれている古代生まれのお菓子は、今でもドイツ、フランス、イタリアなどヨーロッパの祭りや祝いに欠かせないお菓子ということです。そのお菓子の名はマジパンと言う飴のようなもので、アーモンドをすりつぶして砂糖などを混ぜ半固形状に練ったもの。それを色づけして人や動物、果物やお花など、いろんなものを形作ってアーモンドの飴細工に仕上げ、祝い事や祭りの日には、店先や食卓に飾り、喜びを演出するということです。
扁桃(へんとう)は、喉を取り囲むリンパ組織のことで、二次リンパ器官に分類されるリンパ上皮性器官のことです。扁桃(扁桃腺)は、口を開けたとき喉の奥に見える左右一対のクルミのような表面がデコボコした器官(口蓋扁桃)だけとではなくて、鼻の後方と気道のあいだにある咽頭扁桃(アデノイド)や耳管扁桃、舌の根もとにある舌根扁桃の4つがあります。専門的には「ワルダイエル咽頭輪」と呼ばれています。この部分がアーモンドの種子の形に似ているためアーモンドの別称である「扁桃」と呼ばれます。
ところで…
推理小説などの毒殺事件の場面で書かれている「アーモンドの香り?コレは…」「どうやら青酸化合物による殺人だ」というのがありますが、青酸とアーモンドの香りはよく似ているようです。上記で紹介したとおり、アーモンドにはアミグダリンという物質が含まれていて、加水分解されると猛毒のシアン化水素つまり青酸が発生するそうです。アーモンドには上記で説明したとおり2種類あって、薬や香料に用いられる苦い味のするビターアーモンドには、アミグダリンが含まれていますが、わたしたちが普段食べるスイートアーモンドには含まれていません。
兵庫県神戸市の東洋ナッツ食品と言うところで、「アーモンドフェスティバル」が毎年開催されているそうです。
花言葉は…『希望』 
但し…別の花言葉は…「無分別Indiscretion」 
そして…果実の花ことばが「軽率」
真逆ですねぇ。。。。