ウマノスズクサ

横浜の戸塚にある『舞岡公園』は里山のある広大な公園で自然がたくさん残っているので好きな場所なのですが、何故かここのところ散策してる数回に限っては、狙って探しに行った野鳥も昆虫もマッタクの大ハズレでございます。とにかく、、、、全然いないのですから_| ̄|○
勤務あけで疲れてるのに、重い荷物を持って品川から横浜まで。いつもなら戸塚まで向かってそこからバスなのですが、今回は横浜から地下鉄で向かいました。
舞岡の駅から舞岡公園まで歩かねばならないのですが、バスを待ってるよりは早い。
公園での成果は、、、、大きく期待外れでガッカリでしたが、帰りもバスは利用せずに、歩いて地下鉄の駅まで行くことに。
広い通りに出て、歩いていて、何気なく緑の葉っぱの多い道路側を眺めたら、、、、、
アッレ~こんなところに⁉️
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ウマノスズクサ 馬の鈴草
変わった名前は、実が馬にかける鈴に似ることからつけられましたが、もう一つ、葉の形が馬の顔に似ると言う事も、この植物の名が馬にちなむ理由の一つとも言われています。
これが花なんですよ。
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本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、川の土手や草地などに生える蔓性の多年草です。
海外では、中国の南部にも分布しています。結構しぶとい植物で(笑)河原などでは刈り取られても、また出てきたりしますね。
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ラッパ状をした暗い紫色の花筒(実際は萼です)を、横向きにつけます。
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◇科名:ウマノスズクサ科 ◇属名:ウマノスズクサ属(Aristolochia=アリストロキア。ギリシャ語の「aristos=最良」+「lochia=出産」から。曲がった花の形が胎内の胎児を連想させ、またつけ根の部分の膨らみが子宮を連想させるところから出産を助ける力を持つと考えられた ◇学名:Aristolochia debilis(debilis=弱小な)
葉は長いハート形をしていて、互い違いに生える互生です。蔓状の茎は1メートルから3メートルくらいまで成長します。
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花弁はなく3枚の萼が合生して筒状になっているのです。花のつけ根の部分は球形の子房になっています。
開花時期は6月から8月。見た目は食虫植物のような花ですが、食虫植物ではありません。
サキソフォンのような変わった形。
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花の後にできる実は球形の朔果で、熟すると下部が裂けて種子が散布されます。
根を干したものは生薬で『青木香(しょうもっこう)』といって解毒剤とされ、また実を干したものも『馬兜鈴(ばとうれい)』といい、鎮咳、去痰などの薬効があるとされます。

ところで…ウマノスズクサは『ジャコウアゲハ』の幼虫の食草です。もしかして幼虫がいるかも…
葉っぱを捲って覗き込みましたが…
いなかった。。。。。。。。

似たようなので→『アリマウマノスズクサ』