シナミズキ

この花も咲き始めました。
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黄色の花が房状にぶら下がります。
シナミズキ(支那水木)
ミズキ科の『ミズキ』とは無関係です。まあ見れば全然違う花ですからね。
イメージ 4葉よりも先に淡い黄色の小花を咲かせて楽しませてくれます。
雄蘂の部分は茶色ですが、開花直後は赤っぽく見えます。
このあと花が開いてくると次第に色が変わってきます。
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枝から、柄のない花が花茎に均等につく穂状花序を垂らし、淡いクリーム色の花を10輪から15輪くらいつけます。
◇科名:マンサク科(Hamamelidaceae) ◇属名:トサミズキ属(Corylopsis=コリロプシスの語源は、ギリシャ語の「corys=兜+opsis=似ている」から ◇学名:Corylopsis sinensis(sinensis=中国の)
名前の通り中国原産です。そして以外かもしれませんが、マンサク科の樹木です。
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よく似ている『土佐水木』と違うところは雄蘂の部分は開花時から黄色です。
また、土佐水木に比べて、1つの花が大きく、また一総につく花の数も多いです。
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花がぶら下がるようにして咲いた形が魚のうろこが重なったような感じですよね。
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シナミズキは香りの良いことから、流通名として「ニオイトサミズキ」となっている場合があると思います。
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葉は互生について、葉身は左右不同の卵円形または、倒卵円形をしていて、基部は心形です。縁には波状の鋸歯があります。葉の表面には散毛が、裏面には葉脈状に軟毛が多く見られます。
マンサク科の樹木なので、秋には黄葉します。

で…一応違いを…と言う事で、別ブログに以前UPした記事からですが…
トサミズキ(土佐水木)
名前の通り、自生しているのは高知の土佐です。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/86/47504086/img_0?1238028294.jpg
◇科名:マンサク科(Hamamelidaceae) ◇属名:トサミズキ属(Corylopsis=コリロプシスの語源は、ギリシャ語の「corys=兜+opsis=似ている」から ◇学名:Corylopsis spicata(spicata=穂状花序をもつ)
やはり一房の花の数が多く、この花房はだんだん縦に伸びてきます。
蛇紋岩地帯と呼ばれる岩地なのですが、今では全国で植栽されています。
実際あちこちのお庭で見かけますので、岩地でなくとも、栽培しやすいのだと思います。
英名は『spike winter haze』
枝は雁木状に屈折しながら細い枝を多数出します。
3月18日 の誕生花です。 花言葉「にぎわい」「伝言」
確かに…賑やか。。。。

この二つによく似た花で『日向水木』があります。で…コチラも、別ブログの以前の記事からですが…
日向水木
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/52/51573652/img_0?1352741223.jpg
◇科名:満作科 ◇属名:トサミズキ属(Corylopsis=コリロプシス。ギリシャ語の「corys=兜(かぶと)+opsis=似ている」が語源 ◇学名:Corylopsis pauciflora(pauciflora=少数の花の)
「日向」の名前の由来は、日向(宮崎県)に多く植栽されていた事からと言われていますが、明智日向守光秀の所領だった丹波地方(京都北部)に多く植栽されていたから、という説もあります。
「土佐水木」や下の「支那水木」と花姿は似ていますが、学名にあるように、一房の花の数が少なくて、全体に丸っこく小さめ。雄蘂は黄色です。別名は『伊予水木』