カワラケツメイ

絶滅危惧種に指定されている『ツマグロキチョウ』の食草として知られています。
カワラケツメイ 河原決明
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草丈は20~30cmであることが多く、葉は羽状複葉で、小葉は15対から35対で、通常25対前後の小さな小葉が美しく並びます。密な群落を形成していると並んでいる葉姿が美しいです。
花は黄色で8月頃から10月ころまで次々と咲きますが、画像のように葉に隠れて見えにくいです。
ネムノキ』の葉のように夜になると葉を閉じます。別名は『ネムチャ』『マメチャ』で、これは民間薬として葉をを煎じ、お茶にして飲むことから「ネムチャ」。種子が豆になるので「マメチャ」
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『カワラケツメイ』と『クサネム』が見た目がとても似ていますが、『カワラケツメイ』の場合は花後に出来る豆果が立ちますが(横に張り出す)、『クサネム』の場合は豆果は垂れ下がります。また、花も『クサネム』の場合は、萩の花のようにハッキリしたマメ科の特徴がありますが、同じマメ科でも『カワラケツメイ』は同じ属のカッシアに似ています。
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◇科名:マメ科 ◇属名:カワラケツメイ(河原決明)属(Cassia=カッシア。香料植物桂皮(Cinnamomum Cassia)に付けられた古代名。ヘブライ語の「gasta=皮を剥く」の語源。後にマメ科の属名に転用 ◇学名:Cassia mimosoides subsp. nomame(mimosoides=ネムリグサ属(Mimosa)に似た / Nomame=ノマメ(日本名)
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【カワラケツメイ属】の植物には『ハブソウ(波布草)』と『エビスグサ(夷草)』(←記事)や『小葉の旃那(コバノセンナ)』(←記事)や『アンデスの乙女』(←記事)などがあります。
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河川改修などによって河原の植物群落は帰化植物が非常に多くなり、在来種が減少している地域が非常に多く、カワラケツメイも稀少になっています。
名前の”決明”ですが、ハブ茶知られている上記した『エビスグサ』の漢名である『決明』に似ることからで、これは「目を明らかにする」という意味で、疲れ目に効くことから。
夏ごろから黄色い花が咲き、晩夏から秋にマメに似た果実をつけます。

因みに、ネムノキは、今は豆果が出来ている所ですね。→ネムノキ(合歓木)の花と豆果の記事。