キスジホソマダラ

先月月末に散策に行った神奈川の公園で…、
そう、昆虫はマッタクと言ってもいいほど、いなかったのです。
田圃では小学生低学年のこども達が、パパやママと一緒に、農家の方の指導で田植えをしていました。
その田圃の周りから、藪の中、雑木林、朽ち木置き場、防護柵、木造小屋の壁までアチコチ虫を探し回りました。
昆虫が好む花『リョウブ』『常磐山査子』『ハルジオン』『姫ウツギ』も見て回りました。
しかし…アゲハ類は、花の周りにも一頭も飛んでいないし、セセリチョウも見あたらず、シロチョウの仲間は僅かにモンシロチョウとモンキチョウがチラホラ見えるだけ。
飛んでいるのはクマバチやハナアブくらい。バーダーの方も長尺をつけたまま手持ちぶさた。ウグイスとホトトギスの囀りは聞こえましたが…ね。
池は以前見たことのあるアオサギもバンもいません。鴨さえいない。池面は茶色になってしまっていて、透明度はなしで、これじゃあカワセミは飛んでこないだろうな…
トンボは……イトトンボなんてマッタクいません。まぁ、イトトンボは元々殆ど見ない場所だけどね。
さすがに田圃にはシオカラトンボなどがいましたが.....それだけです。
甲虫は、カミキリはおろか、ハナムグリテントウムシさえ見あたらず,,,,
ありえん!、、、、そんなはずは…もう6月になるのに、ど~~なってるンだ??

二周りほどして、池の近くの空木の花の所に来ると…
やっと…『ホソオビヒゲナガ』を見つけました。そしてすぐ近くに今度はコイツを。
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黄筋細斑 キスジホソマダラ
茶褐色翅に黄白色の条状の斑紋がある蛾です。

チョウ目 マダラガ科 ◇Balataea gracilis

大きさは11~16mm
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活動時期は、6~7月。昼行性で花に集まり吸蜜します。
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♂の触角は櫛歯状で,♀は太目の糸状。 時期:7月に発生。 開張:25 mm
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終齢幼虫体長:20 mm 食草:イネ科のササ,ススキの葉。