五輪花『レンプクソウ』

東京ではソメイヨシノの桜も散りだして、冬季のオリンピックも既に思い出に…
と言っても、テレビがないオイラは中継などは全く視ていないので、結果しか知りませんが…
しかしこの季節、その名も 「ゴリンバナ」 というのがあるので、今年も見にいかねば…と
咲いてるかなぁ~?去年も観察した一ヶ所目は、まだ顔も出しておらずで...._| ̄|○次の場所へ廻ってみると…あれ?見つからない。ココもダメか~?しかしもう一度探してみると…ありました~
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コレがその花 レンプクソウ です!♪ 『ゴリンバナ』 は別名です。
まるでブロックの5面それぞれに花がついています。なぜ上の花だけ、他の4つの花と姿が異なるのか、何度見ても不思議です。
レンプクソウ 連福草
和名の由来ですが、長い地下茎がたまたま?『フクジュソウ』と連なっているように見えたたことから『連福草』の名がついたと言う事です。
別名の『ゴリンバナ(五輪花)』は、見ての通り、1つの茎に5つの花を付けることから。
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日本ではこの花が【1科1属1種】です。
湿った林内に生える本当に小さな小さな多年草で、小葉は羽状に切れこんだ面白い形をしています。
草丈は5~15cmで、上に1輪、横に4輪の花をつけます。
根生葉は羽状複葉で長さは茎の高さとほぼ同じ長さですね。
茎葉は対生する1対で柄は短いです。
花は無柄で頭状に5個集合し黄緑色で直径約5mm。
アップで見ないと判りませんが、とにかく変わった形の花ですよね。花がつく場所も変わっていますし…。
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◇科名:レンプクソウ科 ◇属名:レンプクソウ属(Adoxa=ギリシャ語の「adoxos」から来た語で、明瞭でない、取るに足らぬの意。花が目立たないため ◇学名:Adoxa moschtellina(mosch=麝香)?
花は普通5個、天辺に上向きに一つ、その下に横向きの花を輪生させ四つ付けます。底抜けのサイコロ状ですね。しかも天辺の花と横向きの花とで、花冠の裂片の数が違うのです。
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上側の花の花弁は花冠が4裂して雄蘂は8個、まわり(横についた花)の4個の花は、5裂して雄蘂は10個です。花の色は緑で目立ちません。茎の頂に槍タンポ状に花をまとめて付けます。
茎は無毛で地下茎は細長いらしい。『五輪花』というネーミングは何となく似合ってないような気もしますね(笑)。