モミジイチゴ

白い花を下向きにつけます。
イメージ 1
モミジイチゴ
葉が3~5裂してモミジの葉に似ていることからモミジイチゴ
東日本の山野にごく普通に生える落葉低木です。
イメージ 4
果実は6月頃に橙黄色に熟して食べることが出来ます。おいしいよ。
別名は黄色い実がなるので『キイチゴ(黄苺)』
イメージ 2
◇科名:薔薇科 ◇属名:キイチゴ属(Rubus =ラテン語の「ruber=赤」が語源。赤い果実に由来) ◇学名:Rubus palmatus var. coptophyllus(palmatus=掌(手のひら)状の/coptophyllus=分裂葉の)
イメージ 3
棘が多い茎は直立しますが上部は傾き、葉の展開直後にやはり同じように、白い花を下向きに咲かせます。葉の形に変異が大きく、3裂するものが多いのですが、ほとんど分裂しないこともあります。
中裂片が特に長い点で『モミジイチゴ』と区別されています。

『ナガバモミジイチゴ*Rubus palmatus var. palmatus』という変種もあります。『ナガバモミジイチゴ』は、本州中部地方以西・四国・九州に分布する落葉低木で、伐採跡や山道の周辺などに生育することが多い種です。

因みに『木イチゴ』は、同じ属で読みが同じなので、すべて同じと…間違えてる場合がありますが…。
『木イチゴ』というのは『ラズベリー(Raspberry)』『ブラックベリー(Blackberry)』 などの栽培種群に代表される、数十~数百種(*注)で、『キイチゴ/木苺、Bramble』と総称されます。*研究者により大きく違うので。 
日本産キイチゴ類の代表格で、一般に見られる木イチゴは『カジイチゴ(構苺/梶苺)』(←参考画像サイト)ですね。
海岸近くの山野に自生しています。葉は手のひら状に五~七つに裂けていて、縁にぎざぎざがあり、カジノキに似てるので『梶苺』。初夏に白い5弁花を咲かせ、実は淡黄色に熟し食べられます。