蜘蛛

網を張り、虫を捕食するのが蜘蛛だと思いがちですが、実際にはほぼ半数の種が網を張らずに獲物を捕まえます。昨日、公園を散策中に、防護柵の上に…
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獲物を捕らえた蜘蛛が…
ン~~~、同定に迷ってるンですよね~(笑)。
ところで…クモ(蜘蛛)は、クモ綱クモ目に属する動物で昆虫ではありませんね。
書庫の分類に虫というのがないので、昆虫のカテゴリーに入れてありますが、一般的に、と呼ばれるものは、鳥・獣・両生類・爬虫類・魚介類以外の小動物のことをさします。虫=昆虫ではないわけです。以前に別のブログで説明しましたが、虫と呼ばれるものの中で、昆虫に分類されるものには定義があります。
昆虫の体は頭部・胸部・腹部の3つの部分に分かれていて、胸部は前・中・後の3つに分かれていて、脚はそれぞれに1対ずつで、計6本。胸部には4枚の翅が付いているもの、と言うのが、普通に思い浮かぶ条件ですかね。
ですが、これも以前説明したとおり、双翅目(ハエ目)だと、まさに読んで字のごとく2枚の翅しかありませんし、アリは巣から分散する時期だけハネアリになりますが、翅を持ちませんまた、原始的なシミの仲間は全く翅は持っていません。例外をあげるときりが無いので昆虫とは最初にあげた「成虫の体が、頭部・胸部・腹部に分かれていて、胸部には節のある脚が3対6本と2対4枚の翅をもつ生きもの」と言う事になっています。
さて、クモにも、モチロン脳はあるのですが、基本的に蜘蛛は頭胸部にあります。
小型のクモや幼虫では身体に占める脳の容積が非常に大きいのです。中枢神経が容積の8割を占めて脚の中にまではみ出しているものもあって、幼虫の期間は身体の割に巨大な脳で体が膨れ上がっているものもいます。