ナズナ

別名がぺんぺん草で、名前的にはコチラの方が知られていますかね。
開花時期は2月から6月で、北海道から沖縄にかけて全国に分布し、田畑や畦道、道端、荒れ地などに普通に見られる野草。
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ナズナ
春の七草の一つですね。若苗を食用にします。まぁ、一般的には七草の時くらいしか食べないンじゃあないかな?(笑)。一年草です。
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草丈は10センチから50センチくらいです。
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葉は初期には、さじ形をしていますが花が咲くころには、細長い披針形(笹の葉のような形)になります。茎の上部につく葉は茎を抱き、互生につきます。根際から生える葉はロゼット状で、羽状に切れ込んでいます。
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花径15ミリから35ミリくらいの小さな白い十字花をたくさんつけます。
◇科名:アブラナ科 ◇属名:ナズナ属(Capsella=ラテン語の「capsa(箱)」の縮小形。さや形の実の形から ◇学名:Capsella bursa-pastoris(bursa-pastoris=「羊買いの財布(実の形の形容)」という意味)
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このように咲いている花の下のほうに実ができるのですが、先端部には次々と蕾ができて開花していきます。実は角果と呼ばれる、雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるものです。
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別名の『ぺんぺん草』や、『三味線草(シャミセングサ)』というのは、実が三味線の撥(ばち)に似ているところからきています慣用句で「ぺんぺん草も生えない」というのがありますが、これは薺(ナズナ)が荒廃した土壌であっても生育するところからきている言葉です。

長い期間、順番に花を咲かせていきますが、俳句の季語は春。
花言葉「すべてを君に捧げる」