オレンジ色のシナマンサク

早春に葉が出る前に強い芳香のする黄金色い花を咲かせます。この芳香と黄色の目立つ花色で昆虫を引きつけます。
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このシナマンサクは珍しいオレンジ色に近い花色なので、園芸種と思われます。 
花弁が長く、花の基部は赤い色をしています。もしかして、『ニシキマンサク』?と思いましたが、ニシキマンサクの特徴は花弁のつけ根が赤いという事なのですし、葉も残っているし、花は大きいし、花がかたまりになっているので、やはり『シナマンサク』でしょうね。
マンサク科マンサク属の耐寒性落葉広葉潅木~小高木です。 日本の『マンサク(満作*学名:Hamamelis japonica)』より、さらに一ヶ月程先に咲きます。

コチラがよく見かける、通常の『シナマンサク』です。
黄色が鮮やかです。このように前年の葉っぱがついています。
以前に近所の公園で見かけた色がもっと濃いオレンジ色の『シナマンサク』。葉っぱが残ってるので、シナマンサクと判ります。
◇学名:Hamamelis(=ハマメリス) mollis Oliv.
樹高は3~9m。花の花弁は通常は黄金色で、基部が紅色です。線形の花弁の長さは1.5~2.0cm。
葉は互生について、葉形は8~15cmの倒卵形で付け根は心形をしています。葉の上面と葉柄に軟毛があって、灰白色の綿毛が葉裏にあります。葉縁には鈍い鋸歯があります。
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日本のマンサクよりも花がひとまわり大きく黄色が濃い。花が黄金色をしていることから別名キンロウバイ(金楼梅)とも呼ばれます。
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花弁・萼片はそれぞれ4個。萼片の外側に毛が密生しているのも特徴です。葉も日本のマンサクの葉より大きく、倒卵形をした葉の上面と葉柄には軟毛があって、下面には灰白色の綿毛があります。 
前年の大きな茶色い枯葉を残しているのが他の品種との見分け方になります。
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葉っぱが残ってるの判りますか?樹皮は灰褐色で、皮目(ひもく)が目立ちます。