コウゾリナ

野や山の道路わきなどに育つキク科の植物。1mを超える背丈で群生することもあります。
イメージ 2
コウゾリナ 髪剃菜
剃刀菜とも表記します。北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、低地から山地の草地や道ばたなどに生える越年草。
草丈は30センチから100センチくらいまで成長します。よく枝分かれをすします。
イメージ 1
茎や葉、萼など全体に剛毛があり、触れるとざらつき、名前はこの茎や葉にある剛毛が剃刀のように鋭いことから、カミソリナからコウゾリナとなったものなのですが、毛に触るとザラザラはしますが、まぁ当然と言えば当然ですが、実際の剃刀のように物が切れるわけではありません。

◇科名:キク科 ◇属名:コウゾリナ属(Picris=ギリシャ語の「picros=苦い」から。類似の苦い草本につけられた名が転用されたもの ◇学名:Picris hieracioides subsp. japonica(hieracioides=「ミヤマコウゾリナ属(Hieracium)に似た」という意味 / japonica=日本の)
イメージ 3
根際から生える葉はロゼット状ですが、花期には枯れます。茎の下部につく葉は倒披針形で互生につきます。縁には鋭い鋸歯があります。葉のつけ根には翼のある柄があります。
イメージ 5
茎の上部につく葉は披針形で、茎を抱きます。

開花時期は5月から10月で、茎先に最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく集散花序を出して、蒲公英に似た黄色い舌状花だけの頭花を数個つけます。
イメージ 4
花径は20ミリから25ミリくらいで、舌状花の先は細かく切れ込みます。
花の後にできる実はそう果。

花言葉は【私に触らないで】なのですが、この花言葉釣船草も同じですね。花言葉の由来が、全然違うと言う事で…(笑)
*高山種に『ミヤマコウゾリナ』『カンチコウゾリナ』があります。