金星と月

今週は夕方西の空に金星と月が接近していましたね。
金星はご存じのように、宵の明星、暁の明星と呼ばれるように、夕方の空では圧倒的な存在感がありますね。
金星は真夜中の空で見ることはできません。
何故かと言えば…金星が地球より内側を回っているからです。
宵の明星と呼ばれるときは、金星が太陽の東側にある時は、夕方の西の空で見えます。

この時期の中でも、離角が最大になった状態を「東方最大離角」と呼び、金星がもっとも見やすい時期の目安となります。
地球から見た金星と太陽の角度…離角と言いますが、最大でも約47度なので、日没直後の金星の高さは47度が限界です。

で…今月6日にはこのように
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細い月と金星が横に並んでいます。夕方の5時過ぎです。
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そして翌日は…
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縦に並びました。5時半すぎ。

ちなみに金星が一番明るくなるのは東方最大離角の少しあと、12月7日です。