ナガコガネグモ

クモですから嫌いな方は記事を開かないように…(笑)
一応…画像は下の方に掲載します。

え~~、前もってお断りしておきますが…【昆虫書庫】で記事アップですが、以前にも説明いたしておりますように、クモ(蜘蛛)は昆虫ではありません。
説明は→昆虫の定義『アヅチグモ』コチラも→昆虫の定義『ムカデカズラ(植物)』
ナガコガネグモ 長黄金蜘蛛
田圃のイネの根元におりましたが…腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモです。
体長は♀が20~25mmですが、♂は8~12mmしかありません。
体積から考えれば♂は相当小さいです。腹部は黄色に細かい黒い縞と白い縞があります。川原や草原、水田などに円網(えんもう)を張るのですが、網の中央にかくれ帯を作ります。
ジグザグの直線状や円盤状など、さまざまな形のかくれ帯をつけて、その中央にとまります。
隠れ帯については以前に一度記事にしております。
待ち伏せ(←記事→)ウズグモ

刺激を受けると、網を強く揺さぶる行動をとるので地方によっては『カネツキ(鐘つき』などと言う別名もあります。水田によく出現するので、水田の農業害虫に対する天敵としてはそれなりに役に立つのかもしれません(笑)。高知県では『稲牛若』の名で親しまれているそうです。

クモ綱 クモ目 クモ亜目 コガネグモ科 ◇Argiope bruennichii

イメージ 1
コレは雌です。
さて…網を張るクモは足先に網に引っ掛ける爪があります。ですが、徘徊性のクモには爪はありません。
また網を張るクモは足先から液をだして、網にくっつかないようにしているのです。
それと、網の横糸には粘着性がありますが、縦糸と中央で獲物を待っているあたりの網には粘着性はありません。クモは網の上を動く時は当然…、縦糸をわたる努力もしていますが、網にも足先にも万全の対策があるようです。