ハナズオウ・キササゲ・フジマメ

イメージ 3
『ハナズオウ』(以前の記事)花の記事
イメージ 2
◇科名:豆科(*マメ目 Fabales ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae) ◇属名:ハナズオウ属(Cercis:サーシス=サヤの形が小刀の「cercis(鞘:サヤ)」に似ていることから ◇学名:Cercis chinensisハナズオウ 「蘇芳」という言葉はインド・マレー原産のマメ科の染料植物(マレー名sapang・中国読みsufang)から。この花の色が、神代から重要な赤色染料とされたスオウの木の染汁の色に似ていることから。
江戸時代(1695年)に出た花壇地錦抄という本に初めて名前が出てきます。
花蘇芳が他の多くの植物と違っているのは、束生した数~10個の花が幹や枝から直接出ていることです。
英名は「Chinese redbud」
イメージ 1

イメージ 4
『キササゲ』(以前の記事)
長さが30cmほどのひも状になります。
イメージ 5
これをササゲにたとえ木のササゲと名付けられました。
キササゲは中国原産の落葉高木です。高さは10mを越える高さに生長します。
古くから薬用植物として導入されたましたが、河川や小川のほとりなどに野化したものが生育していることもあります。
イメージ 6
◇科名:ノウゼンカズラ科 ◇属名:キササゲ属(Catalpa=この属のアメリカキササゲの北アメリカでの現地名から ◇学名:Catalpa ovata(ovatus=卵円形の)


イメージ 7
『フジマメ藤豆』(以前の記事)豆果の記事
イメージ 8
高さが50~600センチにもなる蔓性植物です。原産地は東南アジア、インド。
日本への渡来については、平安時代の新撰字鏡(昌住撰899年頃)、本草和名(深根輔仁918年頃)にフジマメの記述があり、渡来年代は古いのですが栽培や利用していたかどうかは不明のようです。
イメージ 9
◇科名:マメ科 ◇属名:フジマメ属(Lablab=ヒルガオのアラビア名。巻き付くという意味があります。フジマメの古い属名に転用) ◇学名:Lablab purpureus(purpureus=紫色の)
イメージ 10
『白花フジマメ』
イメージ 11

イメージ 12