ハムシダマシ?オオクビホソムシ?

頭部・胸部が黒色で、上翅は赤褐色で細かな毛が密生しているハムシに似た甲虫。
さて今回は同定に迷いました。

最初見かけたときは『ハムシダマシ』か?と思っていたのです。場所はヤブの近くでジックリ見るには落ち着かないし…お天気の雲行きも怪しかったので、それほどジックリと構えて写真を撮らなかったのですが.....
ハムシダマシ
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カブトムシ亜目 ゴミムシダマシ科 ハムシダマシ亜科 ◇Lagria rufipennis

雑木林周辺の葉上などに現れます。
幼虫は朽木や落ち葉の下などで腐植物を食べて育ちます。

しかし記事アップするときに、画像を見てみると…なんかもしかすると、違うかもしれない?と言う事で…同定に悩んだ虫があるンですね。
『ハムシダマシ』に比べ、全体に細めで複眼が大きめで、触角の末節も長いよく似た虫がいるンですね。
オオクビボソムシ
「ハムシダマシ」は「ハムシダマシ科」ですが「オオクビボソムシ」だと、別の「アリモドキ科」に属しています。
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もう一度別の画像で…

アリモドキ科(Coleoptera) オオクビボソムシ亜科 ◇Stereopalpus gigas

小型の種がほとんどのアリモドキ科のなかでは、本種が最大級の部類だと思われます。
夏に山地の植物上などで見られますが、生活史はよく判りません。
複眼の部分がハッキリ映ってれば間違いなく同定できるのですが…
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これじゃあワカラン!オイラ的には…ハムシダマシかな?と思っているンですが。。。。。。

それにしても、どちにしてらも…「ダマシ」だの「モドキ」だの、なんとも不名誉な感じの名前を付けられて気の毒な昆虫でございます。