ラミーカミキリ

薄青色と黒色にきれいに色分けされたカミキリムシ。
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ラミーカミキリ
食草の一つであるムクゲの葉に飛んできました。コレ判りますか?二匹います。葉の上に触角が見えますね。
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体長は1.5㎝くらいで、上翅は青緑色か黄緑色に黒の斑紋のある美しい色彩があります。動く宝石と呼ばれるルリボシカミキリに似た色の綺麗なカミキリムシ。
成虫はラミー、カラムシ、ムクゲなどの葉や茎を食べる。幼虫もこれらの植物の茎や根を食べます。和名は食草のラミーから。
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ラミーなど、生木の葉の葉脈や茎を食べます。ほかにも、アオイ科ムクゲイラクサ科のカラムシやヤブマオなどを食べます。
江戸時代後期のまだ鎖国の続いていたころ、中国から長崎へ、『ラミー(Boehmeria nivea var. candicans Wedd.:カラムシの変種の一つ)』に附いてきて、以降日本の各地に広まっていったと言われる外来昆虫です。
増えだしたのは、第二次世界大戦中にラミー栽培が盛んになった頃からで、一気に分布域を広げました。
幼虫はイモムシ形をしています。卵→幼虫→サナギ→成虫の完全変態を行います。幼虫で越冬します。
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甲虫目 カブトムシ亜目 カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 ◇Paraglenea fortunei

大きさは8~17mmで、活動時期は5~7月ころ。
体表にはビロードのような材質感があります。