キアシブトコバチ

とても小さいハチです。黒い体色で脚が黄色く、太い後脚を持っています。
全体は黒色で、肢腿節後半部分と脛節,フ節が黄色をしています。
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キアシブトコバチ 黄足太小蜂
体色は全体的に黒褐色で、後腿節が太く発達しているのが特徴で、和名の由来となっています。
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後ろ脚のデザイン…というか形はとにかく面白いですね。

有翅昆虫亜綱 ハチ目(膜翅目) アシブトコバチ科 ◇Brachymeria lasus

体長は5~7mm程度の小さな蜂です。
日本全土に分布しています。春先から3~12月まで見ることが出来る蜂。
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触角は棍棒状で短い。普通に花の蜜を吸いに来ますが、なんと言っても特徴は幼虫はモンシロチョウや蛾などの幼虫に卵を生み付け寄生し、それらの蛹から羽化することです。所謂寄生蜂と呼ばれる蜂の仲間。

似た仲間に『ハエヤドリアシブトコバチ』がいて、外観はキアシブトコバチと変わらないのですが、前伸腹節の側面に1個の歯状突起が見られ、後脚脛節は基部に近い部分だけが黄色い事で区別できます。