オオミズアオ蛾

勤務地近くのトンボ池から城南島の『東京都野鳥公園』までテクテク歩いて…
しかし、どうも成果はイマイチです。コンデジのズームでは遠くに見える『アマサギ』は捉えきれません。
『バン』も見えるのですが、ズームを合わせるより早く隠れてしまい、コレも捉えきれず......_| ̄|○
トンボも蝶も…何の成果もなく、トンボ池とは正反対の結果にガッカリ。
しかし…出口の手前で、コースとは関係のない場所にチラッと見えたものが…。
「あ…ありゃなンだ…??」近寄ってみると…
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「うわぁ~お!オオミズアオじゃん!」
オオミズアオ大水青蛾
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しかし…翅を開かずに立てております。この方が珍しいかも…
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モコモコの胴体がぬいぐるみみたいですが…
薄い青地に白鱗を散らし、前翅・後翅共に内側が紫黒色の線で縁取られています。
小さい眼状紋があるのですが、コレでは判らないね。
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翅をひろげると10cmぐらいもある青白色の大きなガです。5月と7~8月の年2回発生します。
灯火に良く飛んできて、大きな翅をバサバサさせる。こんな昼だと殆ど動かない。
幼虫は、モミジ、アンズ、ウメ、サクラ、ナシ、リンゴなどの葉を食べます。

後翅は尾状に伸び,雄の方が特に長い。見づらいかもしれないので横にして…
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チョウ目 ヤママユガ科 ◇Actias aliena 種名にギリシア神話のアルテミスが使われています。ヨーロッパでは美しい水色の羽を広げて月明かりの下を飛ぶ優美な姿から「月の女神」と呼ばれているそうですが…
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この触覚がいかにも…蛾って感じですよね。綺麗な蛾なので結構人気がありますが、嫌いな人には蛾でしかないよね。以前にも説明してますが、日本では蛾と蝶の区別は触覚の形で決めているようです。
棍棒型のものが蝶。それ以外のものは蛾です。こんな櫛形の触覚じゃあまさに蛾の分類。
因みに…夜に活動する蛾(モチロン昼間活動する蛾もいますけどね)の、おなかが太いのは気温の低い夜に活動するためにたくさんの脂肪を蓄えていることによります。