サンショウ

アレ…??これは…『サンショウ』だと思うンだけど。。。。葉っぱがこれじゃあハッキリ判らないねぇ。。。。
多分間違いはないと思いますが…
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サンショウ 山椒
『サンショウ』は雌雄異株です。で…これは雄花だと思います。雄蘂が線香花火のように出て、先端に黄色い花粉がつきます。
枝先に長さ2~5cmの円錐花序をだして、淡黄緑色の小さな花を多数開きます。花弁と萼との区別がないンですよね。雄花の花被片は5~9個で長さが約2mmくらい。雄蘂が4~8個で花被片より長いです。
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◇科名:ミカン科 ◇属名:Zanthoxylum=黄色の。材が黄色いことから) ◇学名:Zanthoxylum piperitum(piperitum=コショウのようなという意で実が辛いことから)
樹皮は灰褐色をしていて、刺やコルク質のいぼ状突起があります。若い枝は緑色~赤褐色をしています。
枝や葉柄の基部に対生する刺があるのですが、これは見あたらない…ンですよね。つか…葉っぱが。。。。

お…お客さんでございます♪
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葉がついてればある程度簡単に見分けられたのですが…。これじゃあね。
葉は本来、長さ5~18cmの奇数羽状複葉で互生につきます。葉軸にはわずかに翼があって、葉柄は長さは1~2cm、上面には溝があります。小葉は5~9対で、長さが1~3.5cm、幅6~14mmの卵状長楕円形。先端が鈍く浅く2裂します。
縁には波状の鋸歯があって、ミカン科らしくへこんだ部分に明るい腺点があります。
若い葉は表面の主脈や葉軸などに毛が生えたまに短い刺がつきます。
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別名は『ハジカミ』で、ショウガなどの他の香辛料の別名でもあります。古名では『ふさはじかみ』『なるはじかみ(なりはじかみ)『と呼んで区別されていました。
『はじ』は実がはじけることから、『かみ』は”ニラ(韮)”の古名である『かみら』の意で、辛いことを示しています。『ふさ』は実が房状になることからで『なる』は実が成る、で『ハジカミ』'''
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ところで…「山椒は小粒でもピリリと辛い」というのは、小柄でも頭の働きが鋭い人に例えたたものです
本物の実は、実際に香辛料にするには、実が熟して黒くなってからです。サンショウの粉になるのは、黒い実ではなく、まわりの殻の部分です。あ…モチロンですが、実が出来るのは雌花のみですよ。
「椒」とは良香りの意味で、山に生える良い香りの木というのが名前の由来になっています。英語では『JAPAN PEPPER』仏語では『POIVRIER du JAPON』
雌花の花被片は7~8個で、子房は通常は2個で、花柱は離生します。果実は赤褐色の分果で直径約5mmの球形をしています。裂開して光沢のある黒色の種子を1個だします。

仲間に『イヌザンショウ』『フユザンショウ』『カラスザンショウ』がありますね。イヌザンショウの場合はトゲが交互に付きます。