ユキワリイチゲ

淡紫色の可憐に咲く初春の花。
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丁度今頃、3月上旬~4月上旬頃までが花の見頃です。地下茎で、群生していました。
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◇科名:キンポウゲ科 ◇属名:イチリンソウ属(Anemone=アネモネギリシャ語の風を意味する「?νεμο? (anenos)」。ギリシア神話中に、美少年アドニスが流した血よりこの植物が産まれたとする伝説があります ◇学名:Anemone keiskeana()
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キクザキイチゲとアズマイチゲ やヒメイチゲ など他のイチゲの仲間との区別は、大きい葉が3枚づつあることです。
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根出葉は三裂して、表面には白い斑紋があり、裏面は紫色を帯び、茎葉は3枚が輪生します。
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花は淡紫色で径3cmぐらい、花びらみたいなところは萼片です。コレは金鳳花(キンポウゲ)科の花の特徴とも言えますね。キンポウゲ科の花弁は三個以上で、しばしば退化してしまいます。逆に萼片は三個以上あり、しばしば花弁状になります。雄しべ・雌しべが多数あります。
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このユキワリイチゲの花弁(萼片)の数は決まっていなくて12~22個ぐらいです。
このユキワリイチゲは、花は晴れの日にしか開花しません。
根出葉は秋に出て、早春に花が咲いてから、初夏には枯れます。
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晴れの日は春の妖精に逢えるチャンスです。