サザンカ『緋乙女』『御見衣』『富士の峰』

サザンカとツバキです。
◇科名:椿科 ◇属名:ツバキ(カメリア)属(Camellia=ゲオルク・ジョセフ・カメルG.J.Kamellの名に因んだもの ◇学名:Camellia japonica=薮椿 / Camellia japonica var. decumbens=雪椿(decumbens=伏した) /Camellia vernalis=春山茶花(vernalis=春の)
まずツバキですが、ツバキの歴史は古くて『日本書紀』の中にも登場してきますので、日本に根付いている花と言えますね。
日本書紀』の中には、ツバキの木で武器を作ってクマソと闘ったと書かれていますので、当時の人々は霊力の宿った木として考えていたみたいですね。
ツバキは凄い数の品種があって、色や形も様々ですが、薔薇などと同じように花の色によって花言葉があります。
品種によって咲く時期が違うので時期も開きがあります1月1日:白=申し分ない魅力
1月2日:赤=控えめな愛1月5日:白=私の運命はあなたの手に
1月20日:赤=気取らない優美さ1月25日:白=申し分のない魅力
2月3日:赤=気取らない優美2月9日:紅=気どらない優美さ
11月11日:白=ひかえめな恋11月25日:紅=ひかえめな告白
12月10日:赤=高潔な理性12月21日:白=申し分ない魅力
4月29日:ツバキ全体=魅力7月15日:夏ツバキ=愛らしさ
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ヒカルゲンジ 光源氏
名前は勿論『源氏物語』からとられたものですが、「光源氏」の他にも「若紫」「紫の上」「浮舟」「夕顔」「葵」「朝顔」「夕霧」「空蝉」「紅梅」「匂宮」等の登場人物名が付いた椿や、「夢浮橋」「藤袴」「初音」「薄雲」などの巻名が付いたもの「源氏○○」「○○源氏」そして作者の「紫式部」の品種銘等、多数あるようです。
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カメリア類は花弁が傷むのが早くて、綺麗な花を捜すのがなかなかムズカシイです。
コチラは『寒椿』。
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ショウワノサカエ 昭和の栄
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Camellia hiemalis Shouwanosakae

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寒椿系の山茶花
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ヒオトメ 緋乙女
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一名は『紅乙女(こうおとめ)』/『昭和の誉(しょうわのほまれ)』/『御幸(ごこう)』
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山茶花花言葉は…
11月05日:白=理想の恋11月16日:赤=謙譲11月30日:サザンカ=理想の愛
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ミクニコウ 三国紅

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オミゴロモ 御美衣
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Camellia sasanqua 『Omi-goromo』

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フジノミネ 富士の峰


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ホウレイ 豊麗
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コチラは葉っぱだけですが、前回記事アップした『錦魚葉椿』『百合椿』『柊葉椿』と同じく変わった葉っぱの椿。
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鋸葉椿
『柊葉椿』よりは葉の幅が広く、葉質は薄めです。一重の花を3~4月に咲かせます。
『錦魚葉椿』『百合椿』『柊葉椿』で説明した『草木錦葉集』に『米幸今桜葉(コメコウイマサクラハ)』と記されているものが本種と考えられています。