カマツカの実

別名が『ウシコロシ』と言います。
…と言っても、時たまニュースになる口蹄疫(こうていえき)※牛などの偶蹄類が感染する伝染病』には関係はないですよ。
雑木林などで普通に見ることが出来ます。
カマツカ 鎌柄
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赤い実が出来てました。
本州以南の山地に自生していて、春には白くて小さい花をつける落葉小高木です。樹高は5~7m。
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花後、秋にこのような果実が出来ます。梨状果で赤熟して、メジロツグミ、キジなど鳥類の餌になります。
カマツカ(鎌柄)』は字の通り、材が硬くて丈夫なため、材を鎌の柄に用いたことによりこの名があります。
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そして別名が『ウシコロシ(牛殺し)』『ケナシウシゴロシ』
この別名の由来は、牛が枝の間に角を入れると、抜くことができなくなるくらいに、この枝が強靱であることから。
他にもこの木の枝で鼻輪を作ったから…などとも言われていますが…
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◇科名:バラ科 ◇属名:カマツカ属(Pourthiaea=フランスの宣教師Pourthie(1866年に朝鮮で殺害された)を追悼して付けられた名 ◇学名:Pourthiaea villosa(villosa=長軟毛のある)
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樹皮は暗灰色で縦にしわが寄ていて班紋があります。葉は単葉で、広楕円形または長楕円形。長さが4~8cmの幅2~5cm。長枝に互生しています。 葉縁には細かく鋭い鋸歯があります。
果実はナシ状果です。長さ7~9mmの楕円形。
☆それじゃ花の画像もアップしておきますかね。☆
枝の先に複散房花序が出て,直径 8,9 ミリの小さな 5 弁の白い花が集まって咲きます。
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蘂がとても目立つ花ですよね。
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雄蘂は20、雌蘂は花柱3で、中央から下が合着して複散房花序に着けます。