タイアザミ

たくさんある品種の花なので、知らないと名前の同定に迷ってしまうのがアザミの花です。
イメージ 1
タイアザミ 大薊
多年草で日本固有種。
漢字では「痛薊」と書くこともあります。
イメージ 2
日本海側に分布する《南部薊ナンブアザミ》の近縁種。
本州の関東地方から中部地方南部にかけて太平洋側に分布し、野原や林の縁などに生える。
草丈は1メートルから2メートルと大きい。
◇科名:キク科 ◇属名:アザミ属/キルシウム属(Cirsium=ギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」から。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用されたもの) ◇学名:Cirsium nipponicum var. incomptum(nipponicum=日本の)/ incomptum=自然のままの)
*属名の和名のアザミ属は、この仲間の総称からつけられたもの。
☆☆キルシウム属は北半球に300種くらい分布し、日本にも60種以上が分布してます。
イメージ 3
葉は互生につき、羽状に裂けた先にはたくさんの刺があります。
開花時期は9月から11月で花(頭花)は、紅紫色の筒状花だけて、茎先に横向きまたは下向きにつきます。
イメージ 4
萼のところにある棘のような葉の【総苞片】か、水平に開くか反転するのが特徴。

よく似たノハラアザミはコチラ⇒《ノハラアザミ》記事