オヤマボクチ

変わった花ですよね。なかなか見かけないのですが、この場所にあるのを知っているので、開花時期を見計らって見に行って来ました。
しかし……少し早かったようです。
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オヤマボクチ (雄山火口
まだ花が咲き始めたばかりで、花弁が色づいてない。
茎先や葉の脇に直径4、5センチの頭花を下垂させます。
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色づいてるとこうなりますが……
別blogに以前投稿した記事からです。
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筒状花は暗い紫色をしています。
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茎は太くて直立し、紫色を帯びます。
下部に生える葉には長い柄があり、長さ15センチから35センチくらいの、大きな三角状の卵形をしています。
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上部に生える葉は小形。葉の裏には白い綿毛が密生しています。
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高さは100~150センチくらいになります。
◇科名:キク科 ◇属名:ヤマボクチ属(Synurus=ギリシャ語の「syn=合同」+「oura=尾」から。葯の下部にある尾状の附属物が合一して筒になることから名づけられたもの◇学名:Synurus pungens(pungens=硬くて尖った)
和名の「火口(ほくち)」というのは火打石で出した火を移す綿毛のことで、勇壮に山に生えて火口(ほくち)のとれる草という意味。
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信州ではこの葉の葉脈から採れたものを、蕎麦のつなぎの材料に用いているところがあります。
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川崎市にその富倉蕎麦を食べることができるお店がある。⇒記事