シロバナヤブラン

紫色の小さな花が穂状についています。小さな花だけどジックリ見ると綺麗です。
ヤブラン(薮蘭)
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7月末頃から10月末頃に開花します。冬でも葉が枯れずに青々としています。
どちらかと言えば…日陰に生えられる花ですよね。大きな木の根元とかね。実際この花は街路樹の根元に植えてあった。アクセントとして植えられるみたいですね。
◇科名:百合科 ◇属名:ヤブラン属(Liriope=リリオーペは、ギリシャ神話の女神(ニンフ)の名前) ◇学名:Liriope platyphylla(platyphyllaは幅広の葉をもつと言う意味)
因みに、『ケーピーソスCephisus, Kephisos(川の神)』と『リリオーペLiriope』の息子が『ナルキッソスNarcisso』です。泉に映った自分の姿に恋し、やつれ果てスイセンの花に化した美青年。(つまり…間抜け?www)
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別名は『山菅(やますげ)』。
塊状の根を乾燥したものが、民間で催乳の薬になります。
オッ……こんなところに(๑・̑◡・̑๑ )
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白花品種です。このシロバナは珍しいかな?と思っていたのですが、そうでもないらしく、この場所ので三回目の遭遇。。 その割には…以前記事アップして無かったのね(๑>◡<๑ヾ )
Liriope muscari f. albiflora
見た目がよく似てる、ノシランは花も背丈も倍以上の大きさ。
園芸品種では斑入り(ふいり)の葉のものもあって、花がないときにも観賞できる。
『フイリヤブラン:Variegata』。
実は黒い丸形のものが出来ます。
玉葛 無恙行核 山菅乃 思乱而 戀乍将待 作者:不明
山菅(やますげ)を詠んだ歌は、万葉集には幾つかありますが、山菅がなにかということについてはいろいろな説があります。一番有力なのが『蛇の髭(じゃのひげ)』で、コチラはユリ科多年草。別名を『竜の髭』。 そしてこの『ヤブラン』。もう一つがカヤツリグサ科『菅(すげ)』です。 取り敢えずこの一首だけ紹介しました。
玉葛(たまかづら)、幸(さき)くいまさね、山菅の、思ひ乱れて、恋(こ)ひつつ待たむ
意味: またお会いできるまで無事でいらしてください。山菅(やますげ)のように思い乱れて、恋してお待ちしています。
*「山菅(やますげ)の」は「思い乱れて」を導く枕詞。
10月26日 の誕生花です。 花言葉「謙遜」