タカサゴユリ

近所の農家の空き地に咲いていましたよ。
今の時期は、道路脇から荒れ地、海岸林の林床などで、白い大型の花を付けるユリを見かけることが多いですね。
綺麗で大きな花なので、道路脇の草刈りを行われる際にも刈られずに残ったっていたり、家へ持ち帰る人も出て、分布が広がっているようです。そうこの花です。
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==《タカサゴユリ-高砂百合》==
草丈は100~150cmで、開花期は7~10月。花径は10cmくらいです。台湾原産の帰化植物です。『タカサゴ琉球語の サカサング』に由来する台湾の別称です。
元々は観賞用として大正時代に導入されたということですね。ご覧のように『テッポウユリ』によく似た花を咲かせます。
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【◇科名:ユリ科 ◇属名:ユリ属(Lilium=ラテン古名。ケルト語の 「li」ギリシャ語の「leirion」」は共に白色を意味します。マドンナリリーの白花に基づいたもの) ◇学名:Lilium formosanum(formosanus=台湾の)】
別名は『タイワンユリ台湾百合』あるいは『ホソバテッポウユリ細葉鉄砲百合』
原産地は前述したように台湾で、1923年あるいは37年に導入されたということです。花は横からやや下向きに咲きます。花被片は6枚、白色で外面の特に中肋に沿って赤紫色を帯びています。
☆☆花全体が白色で、琉球に自生する『テッポウユリ』 にごく近縁の種で、両者の間に『シンテッポウユリ学名: Lilium x formolongo』と呼ばれる雑種があります。☆☆
まぁ似てるので、一部では『タカサゴユリ』と『シンテッポウユリ』を混同されていることもあるようですが、よく似ているのですが『シンテッポウユリ』の花はふつう白色です。コチラですね。
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赤い線が入ってないです。
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シンテッポウユリ⇒【https://blogs.yahoo.co.jp/chameleon_arms221/14333462.html記事】
タカサゴユリ』は花被片の外側脈沿いが帯紫褐色になり、葉がより細いです。
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『鉄砲百合』よりも『高砂百合』の方が草丈が高く、開花時期が遅く、筒状花の外側に赤い縞があり、葉は細いです。
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また『テッポウユリ(鉄砲百合)』は、花の時期は春ですが、『タカサゴユリ(高砂百合)』は、夏~秋にかけて咲きます。