カラスかヘビ🐍かキツネ🦊か…

別名は《半夏》の他に《狐の蝋燭/きつねのろうそく》又は《蛇の枕/へびのまくら》一番ポピュラーに知られているのが…カラス、何のこっちゃ?
コレがその名前の付いた…植物です。

イメージ 1

イメージ 2

==【烏柄杓 /からすびしゃく】==
苞ほうと呼ばれるこの部分を、”烏が使う柄杓”に見立てた名前。

イメージ 3

イメージ 4

【◇科名:里芋科 ◇属名:ハンゲ属(Pinellia=16世紀のイタリアの植物学者「Pinelli 」の ◇学名:Pinellia ternata(ternata=三つ出る)】

イメージ 5

葉っぱは、学名の小種名にあるように、3枚出ます。

イメージ 6

根茎の部分は「半夏/はんげ」と呼ばれ漢方薬になります。

イメージ 7

別名の「半夏」ですが、七十二候の「半夏生」は、正しくは烏柄杓のことを指します。《半夏生》と言う植物はよく知られていて、アチコチに見かけるのですが、このカラスビシャクは、それほど見かけることはありませんね~~(*☻-☻*)
コチラが、その《半夏生

イメージ 8

これは今年ではなく、別blogの以前の画像。そろそろ目立ち始める頃になってます。

イメージ 9

葉が白くなっていきますが、これは表側だけで、葉の裏側は淡い緑色をしています。古和名の『半化粧』と『片白草』と言う名は、葉の一部と言うことではなく、表側だけ化粧して、あとの半分(つまり裏側)は化粧していないと言うことから半化粧の名が付いたのかもしれません。
【◇科名:毒痛み(ドクダミ)科 ◇属名:ハンゲショウ属(Saururus=ソーララス。ギリシャ語の「sauros=トカゲ+oura=尾」が語源。トカゲの尾のような穂状の花序から ◇学名:Saururus chinensis】

イメージ 10

中国では三白草と呼び、上の一枚が白化した時には小麦を、二枚目が白化した時には梅や杏を、三枚目が白化した時には黍(きび)を食べるのだと言います。