梅 五十五輪目『呉服枝垂れ』

幾つか枝垂れ梅を記事アップしてきましたけども、ここで枝垂れ品種について説明を…
以前に別ブログの、枝垂れ桜の記事で、何故…枝が枝垂れる品種があるのか?と言う事について簡単に説明しました。
コレは簡単に言えば、一般の木の幹や枝は重力に逆らって生長しますが、これは、重力に抵抗する組織「あて材」があるためです。で…この場合に、あて材が弱いと枝を支えることが出来ませんので樹形は「枝垂れ」となるわけです。つまり枝垂れ桜や枝垂れ梅、他にもシダレヤナギ・シダレスギ等は皆「あて材」が弱い品種なのです。
今回はコチラの枝垂れ梅。
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《クレハシダレ/呉服枝垂れ(呉羽枝垂れ)》
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しだれ梅の中では一番の華やかさがあります。
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開花期は2月上旬~3月中旬です。
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桃色の中輪で八重咲き。
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野梅性の中輪。
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満開の花弁は、先が白く縁取られほんのり淡く見えます。
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◇Prunus mume 'Kurehashidare'
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因みに…一般のあて材がある枝は、あて材がない「枝垂れ」に対して「立ち性」といいます。
まぁ詳しいことはまだ判っていないそうですが…。