梅 三十輪目『玉垣枝垂』

【梅は食うとも核(さね)食うな 中に天神寝てござる】と言う諺があります。
梅の種子の核を称して「天神さま」と言います。 これは、天神さまとして祀られている『菅原道真』が梅を愛したことから、俗信が生まれました。
青梅や生梅の核にはアミグダリンとプルナシンという成分があり、 砕けると酵素分解によって青酸ガスを生じます。
食べると腹痛や中毒を起こす恐れがあります。
この事から「種子の中には天神さまがおられるので、食べると罰が当たる」と戒めた言葉なのです。
※アミグダリンとプルナシンは、梅が完熟すると解消します。
で…今回の花はコチラ。

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==《玉垣枝垂》==
比較的遅咲きの品種で、開花時期は2月から3月。

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野梅系・野梅性で、白い八重咲きの中輪で「、花径は20から25ミリ。

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花弁の裏側は淡い紅色を帯びます。
◇学名:Prunus mume ”Tamagakishidare”