コメナモミ

センダングサ(栴檀草)』に似てますね。同じ【ひっつき虫】の仲間です。

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==【小雌粘実 コメナモミ 】==
ヒトデのような総苞片にねばねばした液体があり、細かなかな腺毛とで衣服などにくっきます。実が粘ることからナモミ(粘実)と名前がついたといわれています。よく似た ツクシメナモミ だと、茎が2分岐します。
花期は9~10月です。『オナモミ』に対して『メナモミ』『メナモミ』とありますが、小形版がこの『コメナモミ』です。

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オナモミ外来種なのに対しこちらは日本固有種。
舌状花の外側にある総苞片のようにみえる鱗片にも腺毛が多くあります。

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花柄に腺毛はありません。
花の周りに5枚開いているのが総苞片で、鱗片に粘液を出す腺毛があります。
《◇科名:キク科 ◇属名:メナモミ属(Siegesbeckia=ロシアの植物学者 John Georg Siegebeck(1686~1755)に因 んだもの ◇学名:Siegesbeckia glabrescens(grabrescens=やや無毛の)》

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葉には不規則な鋸歯があって、葉身は長さ約15cm、葉柄に翼(よく)があります。
頭花は黄色の中央の筒状花とまわりの3.5mmほどの舌状花からできています。
総苞片は5個で、腺毛があって粘液を出します。

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茎には毛がまばらに生えています。短毛で、腺毛はなく、毛は上向きに伏した形。
※よく似たメナモミの花柄には腺毛があり、茎には長い開出毛があります。
*メナモミ(Sigesbeckia pubescens)茎の毛の量が多く、白い長毛で、腺毛が混じります。
花後に出来る果実はそう果で、長さは2mmくらい、光沢のある黒色で無毛。コレがくっつき虫になります。
コチラが『オオオナモミ

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コチラが『オナモミ

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オマケで、コチラが『イノコヅチ猪の子槌』

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