チャルメルソウ

和名の由来は実の形をチャルメラ(先の開いた喇叭)にたとえたものです。
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チャルメルソウ 哨吶草
日本固有種です。本州の中部地方から九州の北部にかけて分布し、山地の渓流沿いなど湿った場所に生える多年草
草丈は20センチから40センチくらいで、根際から生える葉は幅の広い卵形をしています。
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茎や葉には腺毛が生えています。
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開花時期は4月から5月で、茎先に花径7ミリから8ミリの小さな花をたくさんつけます。
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花の色は黒赤色で、花弁は5枚で、羽状に3つから5つに裂けます。
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花の後に、熟すると下部が裂け、種子が散布されるさく果ができます。
◇科名:ユキノシタ科 ◇属名:チャルメルソウ属=ミテラ属(Mitella=ギリシャ語の「mitra=僧侶の帽子」から。若い実の形から名づけられたもの ◇学名:Mitella furusei var. subramosa(*syn. Mitella stylosa)(furusei=植物標本の収集家「古瀬義(ふるせ・みよし, 1911-1996)の」/ subramosa=やや枝分かれした)
このミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布しています。日本には本種などの10種の固有種が分布していて、属名の和名がチャルメルソウ属。
花言葉は「謙遜」
別ブログで以前に、チャルメルソウの別の仲間を記事にしています。
コシノチャルメルソウ記事
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